ここにもオリィさんが!
郵政省不正事件で罪を着せられて逮捕され、地検と戦って無罪を勝ち取った村木厚子さん。
お名前は知っていましたが、詳しいことは知りませんでした。
勝間さんのサポートメールでこの本を勧められ、なんとなくピンときてすぐにダウンロード。
カンは正しかった!
素晴らしい本でした。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G7Q5W6P/
罪を認めないとここからは出られないという暗黙の脅迫を受けながらも
家族や弁護士や、無実を信じてくれる人たちの支援を受けて、
最後には地検の証拠改ざんを見抜いて無罪を勝ち取るまで。
もう、自分も一緒に拘置所に入っているような臨場感でした。
「名探偵コナンが好きだったのが役立ちました」
と、笑いを取るのも忘れないんです。
拘置所で刑務官が親身になって声をかけてくれたことを覚えていたり、取り調べ担当の検事とも休憩時間には雑談していたり。そういう小さなエピソードから、この人は人を信じることを大事にしてるんだなあって思えます。
男性社会でマイノリティとしてキャリアを重ねつつ子供を2人育てる中で、大変だったこともたくさんあったに違いないのに、それらをすべて糧にして、自分を悲劇の主人公に仕立てることなく、しっかりと自分が正しいと思う道を歩き続けている村木さんの姿には胸が熱くなりました。
事務次官を定年で退官した後は、「若草プロジェクト」という、家庭や学校に居場所のない少女たちを、売春や薬物依存などいわゆる"JKビジネス"から守る活動をされています。
何かおかしいと感じるけれど、すぐには解決できないこと、それをしょうがないって諦めるんじゃなくて、胸に抱えながら次のチャンスを待つ。忘れずに考え続けていれば、いつかはチャンスはやってくる。
そう信じて、力まずにひとつひとつ問題を解決してこられた村木さん。
フォクトフルネスに通じる、静かに熱い力を受け取りました。
そしてなんと、分身ロボットORIHIMEの吉藤オリィさんも本に登場したんです!!
やっぱり呼ばれてるわ〜。