自分の頭で考えて動く部下の育て方~上司1年生の教科書
実は初めて部下を持つことになりまして。新入社員を指導することになったのです。
うまく指導できるかなあ・・ってことで読んでみました。
書いてあったのは
・上司は部下より無能でかまわない
・威厳はなくていい、
・仕事は教えるなかれ
・質問されても答えてはいけない
・モチベーションを上げなくてもいい
ええー。そうなのー?
威厳はないけど、仕事は教えちゃってるなあ。
・上司がめざすべきは、部下が気持ちよく働ける環境を整え、仕事を責任持って自分事として捕らえられるようにサポートすること。
・考える材料は提供し、答えは教えない。
どんな仮説が考えられるか?を問いかけ、部下の意見を聞き、それを面白がる。
いやあ、答えを教えちゃう方が早いって思うから、なかなか難しいですよこれは。
だけど、
”人から教えられた答えはすぐに忘れるけれど、自分で考え出した答えは絶対忘れない”
と言われると確かにそうだ。
・部下に期待しない。
期待というのは、上司の理想の押しつけになりがちだから。
期待ではなく、信頼する。部下の成長を信じて待つ。
答えを教えないのも、部下の中から斬新なあたらしい答えが出てくるのを信じているからかもしれません。
これで上司のハードルは、上がったのか、下がったのか、どっちかな?
ミッドナイトスワンのつづき
昨日書いた「ミッドナイトスワン」の続きです。
凪沙を演じているのは草彅剛くんなんですけど
映画の中の凪沙は、凪沙以外のなにものでもない感じがしました。
映画の宣伝で草彅剛くんがしゃべっているのを見ても
そこには凪沙はいなんです。まるっきり。
どこにいったの?って探してしまいそうになるほど。
内田英治監督によると、凪沙のシーンはリハーサルもなく一発取りだったとか。
草彅剛くんも、「演じようとせず、感じるままに動いた」と。
まだしばらくは凪沙のいる世界に漂っています。
ミッドナイトスワン
映画館で予告編を見たときから気になっていたのですが、
昨日、ふと15分バージョンの予告編をYouTubeで見まして
これは絶対に見なければ。
そう確信して映画館に行ってきました。
ショーパブで働くトランスジェンダーの凪沙。
母親にネグレクトされている中学生の一果(いちか)。
凪沙は養育費目当てで親戚の一果を引き取り、一緒に暮らし始める。
「子どもなんて嫌い」と言い放つ凪沙と、何もしゃべらず笑うこともない一果。
通い始めた中学で、凪沙のことをからかってきた男子に、一果は椅子を投げつける。
そんな一果がみつけた光は、下校途中に見つけたバレエ教室。
お金がないから通えないと思ってたところに、バレエ教室の体験レッスンで知り合った同級生りんちゃんが、アルバイトを紹介してくれて
一果はバレエの才能を開花させ、めきめきと上達していくのだけれど
朝になったら消えてしまう夢のようにはかなくて
だからこそ切なくて残酷で美しくかなしい。
ネタバレはしたくないのでこれ以上は書かないけれど
見終わったあとも、映画の世界がすぐそばに感じられて。
近くに凪沙がいるようで。
遠くから一果を見守っているようで。
どっぷりはまってしまいまして
パンフレットとノベライズ本も購入し
YouTubeで関連動画をみています。
このトークライブがおもしろかった!
映画ではバレエが重要な役割を果たしていました。一果ちゃんのバレエも素晴らしく。
映画のバレエ監修をした千歳美香子さんと、バレエ教室のレッスン画面で流れるピアノ曲を提供した”バレエピアニスト”の蛭崎あゆみさんのトークライブ。映画の裏話やバレエあるあるの話がたくさん聞けました。
蛭崎さん「短調の曲はダンサーにエネルギーを与えると思うんです」
千歳さん「バレエは表面に見える華やかな世界の影にある何倍、何十倍もの厳しい努力、鍛錬の上に成り立っているんです。どの世界でも同じですけど」(意訳です)
こちらは15分バージョンの予告編。
これだけでもすごいんですけど、本編はこれ以上に素晴らしいです。
絵を見る技術 前書き
「君は見ているが観察していない、ワトソン君」とはシャーロック・ホームズの言葉。
無目的に見るか、問いを立てて観察するか。
観察しない限り、洞察は得られない。
名画と呼ばれる絵には、漠然とみているだけでは到達できない「真実」があって
その真実に近づくための方法、観察のやり方が書いてあるそうなんです!
ワクワクしませんか?
これが前書き。
続きが楽しみだー。
AIに負けない子どもを育てる~リーディングスキルテストやってみました
教科書をちゃんと読めない子ども、そして大人が実は増えているんだそうです。
字は読めても、書いてある内容を正しく理解しているとは限らない。
あなたはちゃんと読めていますか?
と聞かれても、自分では読めてるつもりだからわからないもので。
それを客観的に判定できるように作られたのが、リーディングスキルテスト、RSTです。
この本に体験版が掲載されているのでやってみました。
その結果が衝撃的だったのです!
リーディングスキルテストは6分野7項目に分類されていまして、
①係り受け解析:文の基本構造を把握する力
②照応解決:指示代名詞が差す物や。省略された主語や目的語を把握する力
③同義分判定:2分の意味が同一であるかどうかを正しく判定する力
④推論:小6までに学校で習う基本的知識と日常生活から得られる常識を動員して文の意味を理解する力
⑤イメージ同定:文章を図やグラフと比べて、内容が一致しているかどうかを認識する能力
⑥具体例同定:言葉の定義を呼んでそれと合致する具体例を認識する能力
具体例同定には、(辞書)辞書由来の問題と、(理数)理数系の教科書からの問題の2分野があります。
体験版ではそれぞれの分野・項目で、易・普通・難・超難の4題ずつ出題されていて、全部で28問。配点は、易が1点、普通2転、難3点、超難4点なので、各分野・項目で10点満点。
本が読める大人の目標点は各分野6点以上。つまり超難問はまちがえても大丈夫、読めてるってことですね。
てなわけで、わたしの結果です。
①~④は満点でした。エッヘン!
⑤は6点。超難問をうっかり間違えてしまいました。てへへ。
そして、⑥の2項目、これがなんと0点だったんです。
辞書も理数も、見事に両方とも。
ええええ・・・
わたし読めてないのか・・・・・
かなりのショック。
どれも、答えを見て少し考えたら、「あ、そこか~!見落とした~引っかかった~」って感じなんですけど、それがひとつやふたつじゃなくて8問続くってことは。
問題文を自己流に解釈して誤読してるってことですよね。
読めてないんだ。
明白な証拠を突きつけられてしまって、弁解の余地がありません・・
そういえば、言葉の定義を正確に覚えるのが苦手です。
覚えてる途中で勝手にアレンジしちゃうこと、あるなあ。
前提条件をうっかり忘れてしまうとか。あるある。
・・・気を取り直して、これからどうするか。
本には、読解力が向上した人の体験談も手記として掲載されていました。
意味をじっくり考えながら読む体験、これがやっぱり効果的のようです。
やってみよう。
マインドフルネスにも近そうですね。
最高の絵と人生の描き方
今日ご紹介する本は、「アニメ私塾流・最高の絵と人生の描き方」。
大学生の娘が友だちから「読んだら人生観が変わった!」と紹介され、「これ、おかあさん好きなんじゃないかな?」とピンと来たそうなんです。
いや、娘のカンは正しかった。
絵がうまくなるための方法論が、わかりやすく具体的実践的に書いてあるんですけど、それは絵を描くことにとどまらない。
仕事でも何でも、うまくなりたい、上達したいことにも応用できそうなんです。
例えばこんな感じ。
・他人の目を気にせず描き続ける。他人と比較せず、いいところは吸収する。比較して自分の行動を制限してしまってはダメ。下手なのは描いてないから。
⇒ とにかく行動が大事ってことですね
・自己満足でいい。評価の基準は自分の中に持つ。
⇒ 自分軸を持つこと、課題です
・初心者は質にこだわり、正しく描く。質は速さに変換できるが、速さは質には変換できない。
・うまくなるパターンは、熟成と拡張の組み合わせ。熟成はひとつの形を描き続け、拡張はいろいろな形に挑戦する。
・守破離 守:忠実に再現する 破:ノウハウを探す 離:独自性を追求
⇒ まず基本をしっかり身につけて、広げていくのはそれからだ
・まじめの落とし穴。方向性のズレた練習では上達しない。目標をしっかり持つ。
・上達するには意識すべきポイントを徐々にふやしていく。自分のレベルと弱点を分析し、目標との差を埋めるような練習法を選ぶ
⇒ むやみやたらに練習すればいいってもんじゃない
・絵を描くときは、抽象と具象を往復する
抽象で全体の漠然とした形を捕らえ、具象で細部までのはっきりと形を見る
・無意識が最大の敵。なぜこのように描くのか、説明できるようにし、改善策を常に考える
⇒ 具体と抽象の往復運動、無意識を意識するっていう抽象的な方法論が、
「絵を描く」という具体的作業に落とし込まれていてわかりやすい!
てな感じでメモしだすときりがないほどたくさんあるんですけど、最後にもうひとつ。
・デッサンは筋トレ 描きたい方向性と自分の弱点を意識して行う。意識せずに筋トレしても効果は薄い。
そうなんだー! 筋トレ、意識せずにやってたわ~(汗)
医師に運動しなさいと言われたら最初に読む本
お医師さんに運動しなさいって言われたわけではないけれど、読んでみました。
筋トレやってるけど、なかなか筋肉量増えないので。
筋肉量が多いのはなんと言っても下半身。
だから、下半身を鍛えるのがいいんですって。
そして、ゆるい運動を長くやるよりも、キツい運動を短時間やった方が効果あり。
心拍数の目安として
(220-年齢-安静時心拍数)×0.6+安静時心拍数
になるくらいの運動を続けるのが良いそうです。(カルボーネン法という計算法)
わたしの場合、目標心拍数は 123 でした。
普通のウォーキングやヨガだとせいぜい100くらい。
ちょっとキツい筋トレじゃないと、120までは上がってない!
その事実に気づいたのでした。
筋肉量、増えないわけだ~
他にも、
・肩こり対策には動的ストレッチ
・ストレス対策には、筋肉に一度力を入れてから緩める 漸進的筋肉弛緩法
・中性脂肪やコレステロールを減らすには、一日30分の有酸素運動+筋トレ
・食事は14品目をバランス良く、嗜好品も忘れずに
などなど、取り入れたいことがいろいろありました。
というわけで、心拍数123以上の筋トレを毎日、時間は1分でもいいから続けていこうと思います。
めざせ筋肉量アップ!