最高の絵と人生の描き方
今日ご紹介する本は、「アニメ私塾流・最高の絵と人生の描き方」。
大学生の娘が友だちから「読んだら人生観が変わった!」と紹介され、「これ、おかあさん好きなんじゃないかな?」とピンと来たそうなんです。
いや、娘のカンは正しかった。
絵がうまくなるための方法論が、わかりやすく具体的実践的に書いてあるんですけど、それは絵を描くことにとどまらない。
仕事でも何でも、うまくなりたい、上達したいことにも応用できそうなんです。
例えばこんな感じ。
・他人の目を気にせず描き続ける。他人と比較せず、いいところは吸収する。比較して自分の行動を制限してしまってはダメ。下手なのは描いてないから。
⇒ とにかく行動が大事ってことですね
・自己満足でいい。評価の基準は自分の中に持つ。
⇒ 自分軸を持つこと、課題です
・初心者は質にこだわり、正しく描く。質は速さに変換できるが、速さは質には変換できない。
・うまくなるパターンは、熟成と拡張の組み合わせ。熟成はひとつの形を描き続け、拡張はいろいろな形に挑戦する。
・守破離 守:忠実に再現する 破:ノウハウを探す 離:独自性を追求
⇒ まず基本をしっかり身につけて、広げていくのはそれからだ
・まじめの落とし穴。方向性のズレた練習では上達しない。目標をしっかり持つ。
・上達するには意識すべきポイントを徐々にふやしていく。自分のレベルと弱点を分析し、目標との差を埋めるような練習法を選ぶ
⇒ むやみやたらに練習すればいいってもんじゃない
・絵を描くときは、抽象と具象を往復する
抽象で全体の漠然とした形を捕らえ、具象で細部までのはっきりと形を見る
・無意識が最大の敵。なぜこのように描くのか、説明できるようにし、改善策を常に考える
⇒ 具体と抽象の往復運動、無意識を意識するっていう抽象的な方法論が、
「絵を描く」という具体的作業に落とし込まれていてわかりやすい!
てな感じでメモしだすときりがないほどたくさんあるんですけど、最後にもうひとつ。
・デッサンは筋トレ 描きたい方向性と自分の弱点を意識して行う。意識せずに筋トレしても効果は薄い。
そうなんだー! 筋トレ、意識せずにやってたわ~(汗)