マリマリのブログ

日々の気づき、読書メモなど

ミネルバ大学とは!

世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ

みんチャレグループで紹介していただいた本です。

読んでみたらどんどんひきこまれました。

 

ミネルバ大学とは、アメリカにあるオンライン主体の大学なんですが、単なるオンライン大学じゃないんです。 

なにせ設立時ののコンセプトが

現在の超エリート大学、ハーバードやケンブリッジを超える、世界一の大学を作る、

なんですから。

 「知識の普及」から脱却し、「どのように考えるべきか」、学び方を学べる大学。

ミネルバ大学創立者、ベン・ネルソンが夢見たのはそんな大学でした。

 

はじめは反対され、そんなことは無理だと狂人扱いまでされたけれど、熱意を持って協力者を探していくうちに協力者が現れて。

「ゼロ・トゥ・ワン」の著者、起業家・投資家のピーター・ティールから、

「最高の学生を手に入れるには最高の大学であるというブランドが必要。だから無理だ」

と批判されたことをきっかけに、ハーバード大の学長経験者で元国務長官というラリー・サマーズに話をしたところ、大学の設立準備委員会の議長をやると言われ、そこからベンの夢は現実化へ向けて走り出したのでした。

 

そうやって創立されたミネルバ大学とは

・キャンパスはなく、授業はすべてオンライン

学生寮は世界中のいろいろな都市にある質素な契約アパート。そこで共同生活をしながら、都市の中で学ぶ。都市は半年ごとに変わり、そうやって自然とグローバルで生活者の立場に立った視点が持てるようになる。

例えば2017年度に巡った都市は、サンフランシスコ→ソウル→ハイデラバード(インド)→ベルリン→ブエノスアイレス→ロンドン→台北ですって。

いや~、すごい。

 

・オンライン授業では教授が教えることはしない。事前学習で得た知識を実際に使えるようにするためのディベートなどのアクティブラーニングであり、教師が話すのは10分以内。すべての出席者が等しく発言できるように発言時間の記録が教師にフィードバックされる

・授業は録画され、教師にも教え方についてフィードバックがある

などなど、目から鱗のシステムが盛りだくさんなんです。

 

ミネルバ大学の1年次で教えられるのは「実践的な知恵」。

・クリティカル思考とクリエイティブ思考

・コミュニケーションとインタラクション

 

これにより、自ら学び人と共働する力を身につけた後は、専門分野において自ら課題を見つけて解決することを実践で学ぶのです。

各都市における先端企業とのインターンシップでは、企業側が驚くほどの成果をだしているんだそうで。

 

既存の大学から無駄な部分(広大なキャンパスや華麗な設備)をそぎ落とし、得意分野(オンライン授業システム等のテクノロジー)には惜しみなく投資するという、絵に描いたようなブルーオーシャン戦略。

 

読んでいてワクワクしました~

ああ、わたしがいま中学生か高校生だったら、挑戦したかったなあ。