ディズニーCEOが実践する10の原則
ビル・ゲイツ氏がおすすめする「2020年夏に読むべき5冊」の中の1冊ってことで読んでみました。
いや、これが、おもしろいのなんの。
レゾナンスリーディングで読んでみたらあまりにもおもしろかったので、最初から最後まで全部読みました。至福のひととき。
タイトルは「ディズニーCEOが実践する10の原則」って、なんだか
ビジネス書みたいなんですけど、内容は波瀾万丈のサクセスストーリー。
ABCテレビの下っ端社員からはじまって、
「ツインピークス」の成功により出世して
ABCテレビがディズニーに買収された後、CEOになって内紛を収束させ
ピクサー、マーベル、ルーカスフィルムの買収にウインウインで成功させたという
まるで映画みたいな自伝なんですから。
それも、すごい才能や明晰な頭脳を駆使してやりとげたわけではなくて
彼の正直でまっすぐで誠実な人柄と、いざというときに失敗を恐れずに立ち向かう勇気、まさにタイトルの「10の原則」を実践していたからこその成功なのです。
ディズニーCEOに選ばれる際、創業家や役員からの猛反対に遭い酷いことを言われながらもきちんと筋を通して最後には勝利。
その後の買収劇も、彼でなければなしえなかったはず。
気難しいスティーブ・ジョブスからも信頼され、「アメコミなんて嫌いだ」と言いながらもジョブスがマーベルのオーナーに口添えしてくれたおかげで買収は成功したようなもので。
マーベルを買収した後、映画「ブラックパンサー」を制作。
「黒人のヒーローものは成功しない」という常識を打ち破り
その後はルーカス・フィルム。
スターウォーズの新作が制作されたのも、彼のおかげなのかも。
彼が実践する10の原則は
1. 前向きである
2. 勇気を持って行動する
3. 集中する
4. 決断する
5. 好奇心を持つ
6. 公平である
7. 思慮深くある
8. 自然体でいる
9. 常に最高を追求する
10. 誠実である
確かに、彼はその通りに実践してきた真のヒーローだなあ。
「自分を否定されたとき、自信を傷つけられたときこそ前向きになろう。
コントロールできるのは、自分の行動と態度だけ」
これはこの本を手に取ったときに最初に響いた言葉、
本からの贈り物です。