マリマリのブログ

日々の気づき、読書メモなど

田中達也 MINIATURE LIFE展 

ミニチュア写真家・田中達也さんの「MINIATURE LIFE展」に行ってきました。

 http://miniature-calendar.com/exhibition/ 

田中さんは、身の回りにある生活用品を何かに見立て、小さな人形を加えて新しい世界を見せてくれる写真家。

インスタグラムやFacebookでは、2011年4月から8年間、毎日ミニチュア写真をアップしているんですって!

https://www.instagram.com/tanaka_tatsuya/?hl=ja

https://www.facebook.com/miniaturecalendar

もうこれ、見はじめるとおもしろくて止まらなくなります。

 

会場では、入り口からこんな仕掛けがありました。

 f:id:Margaritan:20190525233616j:plain

小さいミニチュア人形がぶら下がってる!

 f:id:Margaritan:20190525233739j:plain

f:id:Margaritan:20190525233821j:plain

今回の展覧会では、写真だけでなく実物の模型も展示されていました。

一番大きな模型は、走るコッペパン列車。

鉄道模型の周りを白いお皿のビルが取り囲んでいて

遠景にはステンレスコップの工場に赤白ストローの煙突が見えます。

これは、山口の工場夜景を見て思いついたんですって。

 f:id:Margaritan:20190525233910j:plain

ギャラリートークで山口さんの話を聞きました。

展示会場の中を歩き回って、作品を解説してくれるんです。

今は鹿児島に住んでいると聞いてびっくりしました。

あの作品は鹿児島から世界に発信されているんですね。

 

見立てのアイデアは、百均やコンビニでモノを見て風景を思いつくパターンと

逆に風景からモノを思いついくパターンと二種類あって、だいたい半分ずつぐらい。

・モノから風景は、例えばテープカッターがヘリコプターに見えるとか

・風景からモノは、例えば列車がコッペパンに見えるとか

思いついたらすぐにスマホにメモメモしているんですって。

 

毎日のミニチュア写真にかかる時間は約3時間。

モノを組み合わせて風景を作り写真を撮るのに2時間、

タイトルを考えるのに50分。

写真に目を奪われてしまうけれど、タイトルもかなり凝ってます。

ダジャレというかオヤジギャグ的な。

 

世界中の人が見てくれるから、誰でも知ってるモノを使って、誰でも知ってる風景を作るのがポイントだそうな。

あまり凝ったモノだとわかりにくいから、ごく普通のこれぞ○○、ってのを。

それが普通でない写真になるのがすごいところです。

 

食べ物は伝わりやすいからよく使うそうです。

そして、撮影した後は食べるんですって。

 

写真のキャプションに、

#このあとおいしくいただきました

ってちゃんと書いてあるんです。

 f:id:Margaritan:20190525234038j:plain

f:id:Margaritan:20190525234153j:plain

会場に展示してあるのは、食品サンプルだそうな。

ちょっと残念?

 

グッズ店では、ミニチュアがたくさん売っていました。

ほしい~!けど、どれもかわいくて選べなーい。

とりあえず今日は写真だけ。

また次回行ったときに考えます。

 f:id:Margaritan:20190525234248j:plain