田中達也 MINIATURE LIFE展
ミニチュア写真家・田中達也さんの「MINIATURE LIFE展」に行ってきました。
http://miniature-calendar.com/exhibition/
田中さんは、身の回りにある生活用品を何かに見立て、小さな人形を加えて新しい世界を見せてくれる写真家。
インスタグラムやFacebookでは、2011年4月から8年間、毎日ミニチュア写真をアップしているんですって!
https://www.instagram.com/tanaka_tatsuya/?hl=ja
https://www.facebook.com/miniaturecalendar
もうこれ、見はじめるとおもしろくて止まらなくなります。
会場では、入り口からこんな仕掛けがありました。
小さいミニチュア人形がぶら下がってる!
今回の展覧会では、写真だけでなく実物の模型も展示されていました。
一番大きな模型は、走るコッペパン列車。
鉄道模型の周りを白いお皿のビルが取り囲んでいて
遠景にはステンレスコップの工場に赤白ストローの煙突が見えます。
これは、山口の工場夜景を見て思いついたんですって。
ギャラリートークで山口さんの話を聞きました。
展示会場の中を歩き回って、作品を解説してくれるんです。
今は鹿児島に住んでいると聞いてびっくりしました。
あの作品は鹿児島から世界に発信されているんですね。
見立てのアイデアは、百均やコンビニでモノを見て風景を思いつくパターンと
逆に風景からモノを思いついくパターンと二種類あって、だいたい半分ずつぐらい。
・モノから風景は、例えばテープカッターがヘリコプターに見えるとか
・風景からモノは、例えば列車がコッペパンに見えるとか
思いついたらすぐにスマホにメモメモしているんですって。
毎日のミニチュア写真にかかる時間は約3時間。
モノを組み合わせて風景を作り写真を撮るのに2時間、
タイトルを考えるのに50分。
写真に目を奪われてしまうけれど、タイトルもかなり凝ってます。
ダジャレというかオヤジギャグ的な。
世界中の人が見てくれるから、誰でも知ってるモノを使って、誰でも知ってる風景を作るのがポイントだそうな。
あまり凝ったモノだとわかりにくいから、ごく普通のこれぞ○○、ってのを。
それが普通でない写真になるのがすごいところです。
食べ物は伝わりやすいからよく使うそうです。
そして、撮影した後は食べるんですって。
写真のキャプションに、
#このあとおいしくいただきました
ってちゃんと書いてあるんです。
会場に展示してあるのは、食品サンプルだそうな。
ちょっと残念?
グッズ店では、ミニチュアがたくさん売っていました。
ほしい~!けど、どれもかわいくて選べなーい。
とりあえず今日は写真だけ。
また次回行ったときに考えます。