マリマリのブログ

日々の気づき、読書メモなど

「運命を拓く」

知人が人におすすめしていたのが気になって、中村天風「運命を拓く」を手に取りました。電子書籍ですけどね。
ピンと来たらGO、最近はほとんどハズレなしで、これもやっぱりそうでした。
まあ、忘れっぽいから、ハズレたのは記憶にないだけかもしれませんけど。
 
中村天風さんって名前はどこかで聞いたことありましたが、ほぼ知識なし。それがまえがきを読んでびっくり。
なんと、同じ高校の大先輩でした。
しかも、正当防衛とはいえ、人を殺してしまって退学になっているという!
 
玄洋社頭山満にかわいがられ、日露戦争のときは満州でスパイ活動
その後結核にかかり、病を治そうと名医や宗教家を訪ねて日本からアメリカ、イギリス、フランスと渡るも一向に治らず
帰国する途中のエジプトでインドのヨガ行者と出会い、修行を重ねるうちに結核は完治したんだそうです。
 
ー聖なる体験に到達した天風は、すさまじい迫力で多くの人を救い、導いたのであった。(まえがきより)
 
波瀾万丈な人生って本当にあるんだ。
 
”人間はいかなるときも積極的であらねばならない。
運命には2種類あって、人の力ではどうすることもできない運命を「天命」
人の力で打ち砕くことのできるものを「宿命」という。
消極的な気持ちがあると、くだらぬ宿命を招き寄せてしまう。
良い運命の主人公として生きていきたかったら、何を置いてもまずは心を積極的にするように、自分の心を監督していかねばならない。”
 
前を向いて、くだらない感情に執着することなく、自分の運命を切り開いていこう。
できそうな気がする。