スタンフォードの脳外科医が教わった 人生の扉を開く最強のマジック
マインドフルネスの本なんですけど、
ディズニーのCEOと同じくらい波瀾万丈の物語でした。
この本の著者ジムは、中学2年になる夏の頃、マジック・ショップのルースと出会います。
ジムの父親はアルコール中毒。酒を飲むと怒鳴ったりものを壊したりして家族はいつもびくびくしていて
母親は体が弱く、父親と喧嘩しているか怒鳴っているか寝ているか
そんな環境で、ジムはいつも怒っていて
そんなジムに、ルースは「なんでも欲しいものが手に入るマジック」を教えてくれるというのです。
ルースが教えてくれたのは4つのマジック。
1. からだを緩める
2. 頭の中の声を止める
3. 心を開く
4. なりたい自分を描く
夏の間ジムはルースの店に通い、マジックを覚えます。
「現実を作るのはあなたの考えよ。あなたがやらなければ誰かがあなたの現実を作るのよ」
医者になりたいと思っていたジムは、引き寄せの力を発揮して大学に合格したものの、バイトで忙しい上に、拘置所に入れられた父の迎えや、病気で倒れた母の世話などのために授業に出ることができず、医学部進学に必要な単位が取れていない状態でした。
しかし、そこを強い意志で面接に漕ぎ着け、メディカルスクールに合格します。
その後もマジックの力=自分の力でジムは難関を乗り越えて脳外科医に。
自信満々なジムは投資でも成功を収めます。
豪邸に住み、念願のロレックスやポルシェや、もっとたくさんのものを手に入れて。
でも、それだけでは終わりません。
「マジックを使えば欲しいものは引き寄せられるけれど、それが自分のほんとうの望みを叶えてくれるものだとは限らない。だから欲しいものを考える前には必ず心を開くのよ」
ルースはそう教えてくれていたけれど、そのことをジムが理解したのはすべてを失ってからでした。
そして、ここからまた奇跡の大逆転。
「心に傷を負ったときこそ、心が開くものよ
心の傷がいちばんの成功のチャンスになるの
困難は魔法の贈り物なのよ」
ジムは知るのです。
お金が幸せと自由をもたらしてくれるというのは間違った思い込み。
富が幸せをもたらす方法はたったひとつ。
それは人に与えることだと。
4つのマジック、ちょっとずつ練習しています。