仕事ができるとはどういうことか
レゾナンスリーディング、休み休み続けています。
今日はこの本。
「好きなようにして下さい」の楠木建さんと
「ニュータイプの時代」の山口周さんの対談。
楠木さんは「良い・悪い」よりも「好き・嫌い」
山口さんは、「ビジネス」よりも「アート」
客観とか論理よりも、主観や直感をだいじにしなくちゃ、って感じのお二人です。
タイトルの「仕事ができるとはどういうことか?」という問いに対する答えは、ひとことで言えば「センスがある」ってことなんですけど、少し具体的には
・ポジショニングを見極めて楽に勝てる場所を最初に探す
・分析や問題解決だけで満足せず、最終成果に対して責任を持つ
・役に立つことよりも意味があることをやる
センスを磨くにはどうすればいいか?ってのがまた難しい問題で、
スキルみたいに教えてもらったらすぐにできるというものではなくて
でも、センスのいい人と一緒にいることで、だんだん習得できてくるんだそうで。
カバン持ちとか書生とか弟子とかは、師匠から何かのスキルを教えてもらうというよりは、センスを盗むためにそばにいるんですって。
そしてだいじなのは、「具体と抽象の往復運動」。
具体的な個々の事実を抽象化して考え
抽象化した概念を、人に伝わりやすいように具体的な例に広げていく
その往復運動を繰り返すことで、センスは磨かれ仕事ができる人になる、というわけです。
具体と抽象の往復運動、と言えば、前田裕二さんの「メモの魔術」。
たしか前田さんのメモ術も、具体→抽象→行動(具体)の往復運動でした。
うん、このやりかたでセンスを磨けるかも。