忍耐・礼節・協力より「自律」!
麹町中学校・工藤校長先生の動画をみました。
EdmodoCon Japan2018
ぜんぜん知らなかったのですが、工藤先生は公立中学の改革に4年前から取り組み、教師やPTAや生徒の力を借りて、既成概念にとらわれない新しい教育を試行錯誤で実践しているそうなんです。
今の学校の問題点は、手段が目的化していることだと言います。
目的が不明で形骸化した活動が山積み。
上位目標も優先順位もバラバラ。
誰もが自分の理想を思い描いて、現実とのギャップを憂い、勝手に不幸に陥っている状態。他力本願になっている。
そこで、最上位の目標を
「世の中ってまんざらでもない。大人って素敵だ!」
そう子どもが思えること、と決めて、教師・生徒・保護者を巻き込んで改革を進めてきているんだそうです。
激しく変化する社会をたくましく生きるためには、転職や起業できる力が必要で、
そのために大切なのは、忍耐・礼節・協力よりも「自律」。
うまくいかないことを人や社会のせいにせず、自分で考えてPDCAを回す力をつけさせるような教育カリキュラムの紹介もありました。
対立は悪いことではない。
対立のために感情をコントロールできなくなるのが困る。
スキルと経験があれば、感情はコントロールできる。
だから、感情のコントロール方法を学ぶ。
そんな感じで、実際に学校で教えていることの幅の広さには驚きました。
大人でも役立ちそうです。こんな学校、行ってみたい!
いや、作ってみたい。