烏に単は似合わない
「このシリーズはほんとにおもしろいのがわかってるから、最新巻は特別なときのために読まずにおいてます」
本好きの友達がそう言わなかったら、読むことはなかったと思います。
なにしろまず、タイトルが読めない。
とりにたんはにあわない?
正しくは「からすにひとえは似合わない」です。
表紙にはルビが打ってありますけど。これもあんまりそそられない・・
だけど、友人の言葉を信じて、読み始めました。
物語は、時代物の少女マンガみたいな設定で始まりました。
皇子のお妃候補として集められた、名門貴族の娘たち。主人公は急病の姉の代わりに登殿したため勝手がわからず、アクの強いその他3名の候補者に振り回されて・・
この世界の住人は、人の姿をしているけれども、鳥の姿に転身できる八咫烏(やたがらす)。
八咫烏とは、神武天皇が熊野から大和に入るときに険路の先導となったという伝説上の大カラスだそうです。
そんな不思議な世界で、お妃候補の策略合戦が展開されるのです。
ふつうに、おもしろい。
と思って読んでいると。
ぐいぐい引き込まれていって
とんでもないラストにたどり着きます!
しびれました!
・・・これ以上は言えません!!
そして、すぐにシリーズ第2巻に手を出したのは言うまでもありませぬ。
今読んでます ↓