マンガのあなた・SFのわたし 萩尾望都対談集 1970年代編
図書館をふらふら歩いているとき、なんだか磁力に引き寄せられるように立ち寄った棚に置いてあったのは、なんと、萩尾望都対談集。
それも、1970年代編、1980年代編、1990年代編、2000年代編と4冊のシリーズでした。
まずは1970年代編から。
萩尾望都センセの作品に初めて触れたのは小学校高学年の頃でした。
「ポーの一族」かな。
永遠に年を取らない、美しく哀しき吸血鬼の物語。
夢中で読んだものです。
一番好きなのは、「トーマの心臓」。
1970年代編ではタイトル通り、SFマンガに関する話題が中心でした。
ちょうど萩尾望都サマが、光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」を少年チャンピオンに連載開始しはじめる、というタイミングで。
あるいは、大好きな宇宙SF「11人いる!」の話も出てきました。
手塚治虫さんが萩尾望都サマに対するライバル心みたいなものも感じられたり。
読んでいると一気に、小中学生だったころに戻りました、
あの頃の方が大人だったかもしれないなあ。