聞き出す力
”過激なプロインタビュアー” 吉田豪さんの本です。
インタビュアーって憧れます。
人がどんなことを考えているのか、これまでどんな経験をしてきたのか、そういう話を引き出せるようになりたいんです。
吉田さんの言う”聞き出す力”の基本とは
・まずは下調べをキッチリと
・相手を好きにならなければインタビューはできない
・信頼関係を作ること
・嘘はつかない。いい話にはいいリアクションを、退屈な話はさらっと流して方向を変える
なるほど、と思ったのは、”インタビュアーは善悪の判断をしない”ってこと。
>間違っていると思ったら、その間違いをより増幅させる装置になりきる。その方が世の中に伝わる。
>「お前は石原慎太郎の子分かよ」と言われたら、「そうですか」とは言うけれど、「そうですね」とは言わない。
正義を振りかざさず、相手の懐に入り込む。
自分語りをするのは、相手が話しやすくするためだから、記事にするときは自分の話はバッサリと切る。
世の中に伝えるために、インタビューするんだなあ。
あたりまえなんだけど。
プロレスラーや格闘家、俳優やアイドルなど、一筋縄ではいかない人たちとのハラハラエピソードも満載。
一見ひどいこと書いているんだけど、許してもらえるギリギリをついているのでしょうか。
笑えるし、愛を感じます。
やはり、好きだからこそってことなのかな。