「学校は行かなくてもいい」
ひそかに応援している 吉藤オリィさんも出てくると聞いて、読みました。
小幡和輝「学校は行かなくてもいい~親子で読みたい『正しい不登校のやり方』」
著者の小幡さんのこと、ぜんぜん知らなかったのですが、小学校から10年間不登校で、定時制高校3年のときに周囲の大人に影響を受けてイベント運営会社を起業。
最初は赤字続きだったものの、さまざまなプロジェクトを立ち上げて経験を積み、クラウドファンディングを成功させ、今では地方創生の新しい仕組みを構築中なんですって。
学校に行かないのは、逃げてるとか卑怯だと感じるかもしれないけれど、そうじゃない。
”誰もが何の疑問もなく行っている学校に、自らの意思で行かないということは、ものすごくエネルギーが必要なことだからです”
逃げるのだって勇気がいるんだから。
学校の役割は、学問を学ぶ場所であることと、コミュニティ作りや人間関係を学ぶ場所であること。だけどどちらも、学校じゃなくても学ぶことはできる。手間は費用はかかるけれど。
ケーススタディとして登場する、家入一真さん、吉藤オリィさん。
どちらも、不登校で「自分の居場所がない」ことが本当につらかったそうです。
ひとの居場所を作る。
それがお二人の、仕事の原点にもなっているそうです。
吉藤さんの名前、”オリィ”には、”テリトリー” ”ファクトリー” などのラスト「オリー」=「場所」という意味もあるんですって。
学校に少しばかり無理して行っていた、子どもの頃のわたしに、優しい言葉をかけることができました。